更新日: 2024年09月01日
9月10日~16日は、「自殺予防週間」です。
自死について、誤解や偏見をなくし、正しい知識を普及啓発する目的で、9月10日は「自殺予防デー」、9月10日から16日までは「自殺予防週間」と定められています。
【日本の年間自死者数】
日本の令和6年の自死※1者数は2万320人で、令和5年に比べ1517人減少しています。 男女別にみると、男性は1061人の減少、女性は456人の減少となっています。また、男性の自死者数は、女性の約2.1倍となっています。
【鳥取県の自死の現状】
鳥取県の自死者数は、令和元年から令和3年まで増加していましたが、令和4年は83人に減少し、令和5年は72人、令和6年は65人に減少しています。男女別にみると、男性は51人、女性は14人となっており、全国と同様に男性の自死者数が多く、女性の約3.6倍となっています。
【自死の原因】
自死は、体や心の健康、暮らしや仕事、経済面の悩み、家族間の問題など複数の要因が複雑に絡みあっています。
悩みや心配ごとをひとりで抱えて誰にも相談できず、心理的に追い込まれた結果、「自死でしか解決できない」と思い込んでしまうケースが多いようです。
【智頭町の取組】
地域の人が互いにつながりをもち、共に支え合いながら、町民一人ひとりが生きがいや夢をもって生活することを通じて、「誰もが自死に追い込まれることのない智頭町」を実現するため、令和3年度に「自死対策計画」を策定しました。
智頭町では、一人ひとりが生きやすくなる社会に近づくよう、
関係機関との連携や相談事業、知識の普及啓発などに努めます。
睡眠キャンペーンキャラクター「スーミン」
【私たちができること】
自死を予防するためには、私たち一人ひとりが周囲の人に関心をもち、「ちょっといつもと様子が違う」と感じる人がいれば、話をじっくり聴いて、アドバイスや助言ではなく、その人の気持ちをしっかり受け止める姿勢が重要です。
必要だと思うときは、専門機関等に相談しましょう。保健センターでも随時相談に応じていますので、遠慮なくご連絡ください。
相談先 |
電話番号 |
鳥取市保健所 保健医療課 心の健康支援室 |
0857-22-5616 |
鳥取県立精神保健福祉センター |
0857-21-3031 |
こころの健康相談統一ダイヤル |
0570-064-556 |
チャイルドライン(18歳まで利用可能) |
0120-99-7777 |
24時間子供SOSダイヤル |
0120-0-78310 |
自殺予防いのちの電話 |
0120-783-556 |
鳥取いのちの電話 |
0857-21-4343 |
【心の健康に気を配りましょう】
自ら命を絶った人の9割は、何らかの心の病を有していたとの報告があります。その代表がうつ病です。
次のような症状がみられる場合は、早めに専門機関や保健センターに相談しましょう。
※1 鳥取県では、法律名等一部の用語を除き、原則として、「自殺」という言葉に代えて「自死」という言葉を用いることとしています。
<相談・問い合せ先> 保健センター福祉課 電話:75-4101