とっとり共生の里づくり
智頭町五月田集落と株式会社鳥取銀行が「共生の里づくり事業」を実施します
とっとり共生の里づくり事業 協定調印式
●
智頭町五月田(ごがつでん)集落と株式会社鳥取銀行が共に取り組む“とっとり共生の里づくり支援事業”の実施が決定。平成27年3月20日(金)、知事公邸で調印式が行われ、鳥取県知事及び智頭町長が立ち会いのもとで協定を締結した。
この事業は、企業と農村が連携し、5年間にわたり集落の農地や農業用施設(水路・農道等)の地域資源を保全する活動を通じて、農業の活性化や特産品づくりを6次産業化に発展させ、集落の活力創出を狙う。
企業は、農作業体験を通じた社員の福利厚生や農村支援による地域貢献を図り、集落は、高齢化等によって不足する労力や新たなアイデアを得ながら「いなかビジネス」を展開し、集落を活性化させる。
調印式において、五月田集落の代表 谷口満紀氏は「五月田集落の人はとても元気だが、商品のPRや発信力は弱い。今後は高齢化により商品づくりにも支障を来す可能性もある」とし、「鳥取銀行様の力を借りながら、村に賑わいと活力を生み出したい」と期待を寄せる。
株式会社鳥取銀行 代表取締役頭取 宮崎正彦氏は「農業は中山間地域の重要な産業である。行員には栽培の苦労も含めて、地域の暮らしを実感してほしい」「田舎の課題解決に繋がる支援を共に考えていきたい」と意欲的に取り組む決意を語られた。
平成27年度は、遊休農地を活用し、さつまいもや大根、ブルーベリーを栽培し、五月田集落が運営する加工所で新たな特産品開発を行う計画。企業の力を借りた五月田集落の活動に期待したい。