更新日: 2021年01月25日
医療費の適正化
上手に医療費を節約しましょう
国民健康保険は、社会保険等の適用を受けられない人が加入する医療保険制度です。近年、高齢化や医療技術の進歩等によって1人あたりの医療費が増加しているのに対し、それを支える加入者数が毎年約50人ずつ減少しています。国保加入者は高齢低所得が多く、約70%が税率軽減世帯のため、医療給付に見合う国保税収入の確保が難しくなっています。
国保税額は一年間に必要と予想される保険給付費に応じて加入者の皆さんに負担していただくものです。医療費が増えると財政が圧迫され、国保税の引き上げを招きます。この医療費は、ちょっとした心がけで減らすことができます。
医療費節約のポイント
<上手な医療機関のかかり方>
かかりつけ医をもつ
体質や病歴を把握している「かかりつけ医」がいると安心です。気になることがあれば早めに相談しましょう。
かかりつけ歯科医をもつ
本町国保の医療費総額1位の疾病は、歯肉炎及び歯周疾患です。定期的に検査を受ける「かかりつけ歯科医」を決めておきましょう。
休日や夜間の受診、調剤を見直す
夜間・休日等の診療時間外に医療機関を受診すると、割増料金が掛かります。
年に1度の特定健診で重症化を予防する
40歳以上の国保加入者は特定健診の対象です。生活習慣病は自覚症状無く進行します。毎年受診して早期発見・早期治療に努めましょう。
<上手な薬とのつきあい方>
かかりつけ薬局をもつ
処方箋を調剤してもらう「かかりつけ薬局」を決めておくと、薬の飲み合わせなどをチェックしてもらえ、薬のもらいすぎも防げます。
調剤時間を適切に
通常、処方箋の有効期間は交付日を含めて4日間です。緊急でなければ、後日割増のない時間帯に薬を受け取ると、調剤費が節約できます。
お薬手帳の活用
自分が使っている薬の名前や使用法以外にも、副作用歴、アレルギーの有無、病歴等についても記録できます。
ジェネリック医薬品に変更する
「ジェネリック医薬品」は、新薬の2~7割ほどの価格になっています。継続的な服薬が必要な人や、複数の薬を服薬している人の薬代節約に効果的です。