更新日: 2025年06月18日
杉神社が2025年度「日本におけるモダン・ムーヴメントの建築」に選定されました
智頭町の杉の森神社(現・杉神社)が近代建築の評価や保存などに取り組むDOCOMOMO japanが選定する2025年度「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定されました。鳥取県内では、東光園(米子市)、旧明倫小円形校舎(倉吉市)、倉吉市役所本庁舎(同)、プラザ佐治(鳥取市)に次ぐ、5箇所目の選定です。
杉神社は、戦後の智頭町の緑化運動を強力に進め、住民の精神を鼓舞することを目的として、昭和30年に当時町議会議員であった米井信次郎氏が私財を投じて建設・整備したものです。
全国的にも珍しい杉の精霊をまつる神社で、建設にあたっては当時横浜国立大学教授で建築家の大岡實氏、大成建設の吉家光夫氏が設計に携わりました。
鳥居は二本の石柱に注連縄を渡した独特のデザイン。白亜の塔と石柱の鳥居が、神秘的な空間を創り上げています。参道の奥には竜谷の滝があり、滝大明神が祀られ信仰の場として、因幡の名所として親しまれています。
今回の選定に当たっては、鳥居や集会所、拝殿などの建築群が周辺環境と一体となり、調和している点などが評価されました。
関連リンク
DOCOMOMO Japan ( https://docomomojapan.com/ )